こんにちは(^^)東灘区ひなた整体整骨院の日城です。
今回は「帯状疱疹」についてのお話です。
実はここ最近ひなた整体整骨院の患者様が立て続けに口唇ヘルペスや帯状疱疹の出ている方が多くて。。。
ちょうど季節の変わり目で、気温差も激しく知らず知らずのうちに免疫力が落ちてしまっているんでしょうね(´Д⊂ヽ
感じ方はみなそれぞれで、なんだか皮膚がヒリヒリするな~、ズキズキするな~、チクチクするな~痛痒いような感じがするな~
といった感覚が多いです。
なので、「なんだかこの辺りが痛くって」とおっしゃっていても筋肉や関節のcheckをしても反応が無い場合は真っ先に疑います。
そこで内科や皮膚科への受信をオススメするのですが、特に皮膚に発疹が出ていない状態だと何となく半信半疑な様子の方も多いのです。
何を隠そう(笑)私自身も睡眠不足や疲れが溜まってしまっている時にはヘルペスが出る人なので、その辛さと怖さを知っています。
状態によってはできるだけ早く薬の処方をしてもらった方が良いと思うのですが、あまり皆さんどんなものなのかを実際のところ
分かっていない事が多かったので少しでも参考になればよいな、と今回のテーマにしてみました。
ウイルスが原因です!
症状には個人差があるものの、原因となるのはただ一つ。
「水疱瘡ウイルス」です。
水疱瘡そのものは、乳幼児や10歳以下の子供の90%がかかるといわれている感染症ですが、
実はその時に体に入ったウイルスは消滅してしまう訳では無く、神経節(顔面の三叉神経、脊髄神経、坐骨神経など)という
神経のお部屋みたいな場所にとどまり続けているんです。
普段は体の免疫力によってウイルスの活動が抑えられているので発症しないのですが、ストレスや体の免疫力が落ちた時など
体が弱った時にウイルスは再び活動をはじめ増殖します。
つまり、何度でも再発する悪い性質を持っているんです。
増殖したウイルスは神経の流れに沿って神経節から皮膚へと移動し、帯状に痛みや発疹が出るのが帯状疱疹です。
病名の通り、帯状に広がるとされていますが、初期段階では虫刺されやかぶれや他の皮膚疾患などと思い違いする方も
少なくないようで、市販の軟膏を塗って対処が遅れ重症化させてしまうケースも多くみられます。
このウイルスにも実は種類があって、それによって実は単純ヘルペスか帯状疱疹かにわけられます。
帯状疱疹
これが上記でも書いた水痘・帯状疱疹ウイルスです。
水疱瘡が治癒した後に、神経の根元にある神経節に潜伏します。
普段は抗体の力で抑え込まれていますが、病気や疲労・ストレスなど免疫力を低下させる要因が重なると
ウイルスは再度活性化して増殖し、深い所にある知覚神経を通って表面の皮膚に作用し、痛みを伴った水痘の群れを作るのです。
この帯状疱疹は、わきの下から胸部・腹部にかけて、額からまぶた・鼻にかけて症状が出やすいようです。
神経に沿って体の左右どちらか一方に帯状になって症状が出るのが特徴です。
単純ヘルペスと比べて、再発を繰り返す事が少ないといわれています。
それは、帯状疱疹を発症した時は体の中でしっかりと抗体ができるからです。
中には再発を繰り返す人もいるようですが、軽症ですむことがほとんどで、症状の強さはだんだんと弱くなっていくようです。
単純ヘルペス
こちらは単純ヘルペスウイルスの感染が原因で発症する病気です。
単純ヘルペスウイルスには1型と2型の2つのタイプがあります。
1型は唇、顔面などの上半身に。
2型は性器を中心とする下半身に主に発症します。
特徴としては何度も再発を繰り返すのが特徴です。
ちなみに私は単純ヘルペスが顔に出ることが多いんです。
唇、頬、顎、一番怖いのはまつ毛の生え際です。
まつ毛の生え際にできた時には痛みや腫れ、見た目のひどさも怖いのですが(;´Д`)
黒目にウイルスが付いて増殖してしまうと失明のリスクがあると眼科の先生に怒られました。
また、過去には肋骨の骨折を疑うほどの脇腹の痛みに襲われた事もあります。
整形外科のレントゲンをはじめ、内科、皮膚科、色んな病院の先生に診てもらいましたが原因が分からずでした。
でも何をしていてもとにかく痛いんです。
呼吸も痛い。
お洋服のこすれすら痛いので、肋骨の損傷かと思ってコルセットや包帯で圧迫するにも痛くて辛い。
正直この時ばかりは仕事中も泣きながらやっていました(;´Д`)
そうして最終出た結果は「帯状疱疹」でした。
何故すぐわからなかったのか。。。この時、痛みの感じている部位に発赤や発疹は全く出ていなかったんです。
血液検査で帯状疱疹かどうかを示す数値が正常の何十倍にも上がっていたそうです。
そこからは数日続けて抗ウイルスの点滴に通い、1週間経つ頃には痛みは嘘のように無くなっていました。
このように、ごくまれに皮膚上へは出てこない場合もあるようです。
つまり発疹だけでは判断できないということですね!
顔にできた時も、顔にある三叉神経上に痛みが出るので決して水疱が出ているところだけの辛さではありません。
水疱が出ている側、半面の顔中や頭などにも痛みを感じる事が多いです。
神経の病気というのが経験者であるからこそよくわかります(^-^;)
けれども、この神経の痛み。。。
実は水疱自体が綺麗に治ったと思っても、その後に痛みを出す事もあるんです。
帯状疱疹後神経痛
この帯状疱疹後神経痛は、帯状疱疹を発症した時には正常であった神経線維がウイルスによって傷付けられてしまうことで
発症すると考えられています。
ウイルスによって神経が傷ついた結果、神経の過剰な興奮や自発痛、痛みを抑制する経路の障害などが起こり、
これが原因となって痛覚過敏や、アロディニアといって通常では疼痛をもたらさない微小刺激が全て疼痛としてとても
痛く認識される感覚異常が起こる状態が起こるとされています。
帯状疱疹後神経痛は、万人に当てはまる絶対的な治療法というものはありません。
その人の生活背景や治療に対する反応性などによって痛みが違ってくるため、基本的には薬物療法を中心に神経ブロックや
理学療法などを組み合わせて実施していくことが多くなります。
けれども、帯状疱疹後神経痛を完全に取り除くのは難しく、治療は長期に渡ることが多いです。
東灘区ひなた整体整骨院の患者様も、この帯状疱疹後神経痛の症状で根気よく鍼灸治療を続けていき
数年かけてやっと痛みが無くなりました。
このように、ウイルスによってもたらされるヘルペス、帯状疱疹。
経験者の私から言わせていただきたいのは、早い処置が大事です!!!
ということ。。。
とにかくできるだけ早い時期から抗ウイルス薬の投与を行うことで重症化を防げます。
辛い痛みにも長く我慢せずにすみます。
神経に傷がついてしまう事でおこる、帯状疱疹後神経痛のリスクも減らす事ができます。
自分の体がSOSを出しているという事。
免疫力が低下して体が出してきているサインだという事を忘れないでくださいね!
どうしても、強い痛みが出ていなければ皆さん無理をしがちです。
ストレスも別にないけどな~~~別に疲れるようなことしてないのにな~~~
そうおっしゃる方も非常に多い!!
でもダメです!何度も言います!体が出しているSOSなんです!!!
上記のように自覚症状としてなんともなくとも、早めにお医者さんを受診してとにかく体を休めてあげてください。
睡眠もとても大事です。
治った後の神経痛や、繰り返して出てきそうな前触れに感じる神経痛も鍼治療がおすすめです!
私も「あれっ?やばそうだな。。。」と感じだしたら早めに院長に助けて貰っていますよ( *´艸`)
ちなみに写真はヘルペスが出てくる前の痛みがこめかみ辺りにでてきたので。。。
+アルファで美容効果も兼ねて顔に鍼を打ってもらいました(´艸`*)
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