こんばんは!
ひなた整体整骨院の甲斐です。
前回は花粉症について書かせていただきましたが、今回は花粉症などの状態を東洋医学の視点ではどのように診ているのか?について少し書かせていただきますね!
そもそも東洋医学では、体から分泌される鼻水や汗などを津液(しんえき)と呼んでいます!
津液とは全身をめぐる血液以外の水分の事を表しています。東洋医学で三焦(さんしょう)と呼ばれる臓器と臓器の隙間を主な流通路として全身を潤すとされています。
津液は津(しん)と液(えき)の2つに分けられます。
さらさらと澄んでいるものを津、濁っていてねっとりしているものを液といいます!
津は全身を循環して、各組織を潤しています。
液は骨の中心とされる髄(東洋医学では骨の中で骨を強くしているもの)にたまります。
頭の髄にたまった液は脳に栄養分を与え、外部の刺激から脳を守る役割をはたします。
関節にたまった液は、関節の動きを滑らかにします。
この津液が不足してしまうと体が乾いてしまい色々な不調が起こるとされています。
逆に津液が多すぎるのも体内のどこかで流れが滞り粘り気が多いものに変わってしまいます。
粘り気多くたまった津液は、湿(しつ)や痰(たん)とよばれ、これまた身体に不調が起こるとされています。
湿がたまると浮腫むと言われています。また湿が増えて集まると粘りが出て痰になり、痰がせきなどの呼吸器症状に繋がるとされています。
津液が体から出るときには、汗・涙・鼻水・よだれ・つばの5つの形で排出されます!
この5つの形を五液といいます!
五液は竅(きょう)からでます。
竅とは五臓六腑が外につながる穴といわれています。
具体的な例でいうと、
目は肝の窮とされており、涙は目から出る液なので東洋医学では肝の液とも言われます。
肝の状態が良くないと涙が減って目のかすみや乾きを感じるようになります。
そういった理由で鍼灸師は目のかすみや乾きに対して肝臓のツボに鍼をしたりもします。
汗は心の液と言われています。
東洋医学では汗の量は心の状態と関連していると考えられており、緊張で汗を大量にかく人に対して、心の調子を整える治療をしたりすることもあります。
他の液も
よだれは脾、鼻水は肺、つばは腎といったように東洋医学では様々な見かたをします!
花粉症も東洋医学的な見かたで考えると
また違ったアプローチができるかもしれませんよ(^^)
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