先日書かせていただいた骨盤の悩み①では
産後の骨盤矯正のニーズの1つ『産後の腰痛』について書かせていただきました。
今回は2大ニーズのもう一つ『産後の骨盤を閉めたい』について書かせていただきます。
多くの女性が出産前と出産後の体型の変化、崩れを訴えます。
「出産前より太ってしまった。」
「出産前よりクビレがなくなった。」
「出産前に履けていたズボンが履けなくなった。」
など。。。
出産で骨盤が開いてしまったから?と思って骨盤矯正を希望される方がとても多いように思います。
ずばり、骨盤が開くというニュアンスは少し違うように思います。
骨盤が開くと聞くと横に広がるように想像される方が多いと思いますが、
骨盤の構造上、横に大きく開く、広がるというような状況は考えにくいです。
骨盤は腸骨、仙骨、恥骨という3つの骨から構成されています。
その各骨を繋いでいる関節があります。
仙骨と腸骨を繋いでいる「仙腸関節」と左右恥骨を繋いでいる「恥骨結合」です。
仙腸関節と恥骨結合は出産時に確かに広がります。
出産後に自然とゆっくりと元に戻っていきますが、人によっては戻りが遅かったり、
少し開いたまま残ってしまう事もあります。
ですが、その開きが見た目に骨盤が広がったと感じるレベルではありません。
なので、多くの女性が骨盤が広がったと感じる原因は仙腸関節や恥骨結合の開きではないと思います。
では見た目に広がったと感じる原因は?
大きな原因の一つは、骨盤を支えている腹筋群の緩みだと考えられます。
もちろん腹筋群だけで骨盤を支えているわけではありませんが、大きな役割を担っているのは確かです。
その腹筋群は妊娠中にお腹が大きくなるにつれて引っ張られて緩んでいきます。
そうなると骨盤は前から支えられている力が弱くなり前傾変位してしまいます。
これが骨盤前傾という状態です。
いわゆる反り腰ですね。
出産後は妊娠中に緩んだ腹筋群がそのままの人が多く、骨盤前傾状態の方が多く見られます。
これが出産前と比べて体型が崩れたように見える一番の原因だと思います。
何故崩れたように見えるかというと、骨盤前傾とともに股関節は内側に捻じれます。(股関節内旋)
股関節は骨盤と足の骨(大腿骨)から形成される関節ですが、それが内旋することにより、
足の骨(大腿骨)の大転子と呼ばれる部分が外側に突出してきます。
こうなると正面から見るとあたかも骨盤が広がったように見えてしまいますし、
以前履いていたズボンが引っ掛かって履きにくくなったりします。
骨盤を閉めたい!というニーズにお応えする方法は、
①骨盤前傾を矯正する事!
②その後の正常な骨盤位置をキープする事!
この2点が重要なポイントと考えます!
当院では骨盤の矯正はもちろん、必要な筋肉へのトレーニング指導もさせていただきます!
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