今回のテーマは骨粗鬆症です。
タイトルにも書かせていただいているように、
骨粗鬆症は女性に多いんです。
日本では骨粗鬆症患者さんは約1280万人といわれています。
男女比では男性300万人、女性980万人と女性の方が圧倒的に多い割合となります。
また50歳以上の女性に関しては実に3人に1人の割合で骨粗鬆症になると言われています。
ではなぜ女性の方が男性に比べてこんなに多いのか?
ご存知のように骨はカルシウムから作られています。
元々、女性は男性に比べて生まれつき骨格が小さく、筋肉量も少なく筋力が弱いうえに
出産されている女性は、妊娠や授乳期にカルシウムを大量に必要とする時期も過ごされています。
更に閉経後のエストロゲン(骨形成を助ける女性ホルモン)の激減により骨の吸収を抑える働きが弱くなる為、骨量が減少してしまいます。
また、エストロゲンが減少する事により、カルシウムの吸収を助ける活性化ビタミンDが減ってしまう為、腸管からのカルシウム吸収も悪くなってしまいます。
それによって血液中のカルシウムが減ってしまわないよう、今度は血中カルシウム濃度を下げない為に副甲状腺ホルモン(パラソルモン)が分泌され、
骨のカルシウムが奪われていくというサイクルが出来上がってしまいます。
それに比べて男性はどうでしょう?
男性は女性に比べて当然ですが、男性ホルモンが多く分泌されます。
脂肪組織の中にはアンドロゲンという男性ホルモンを女性ホルモンに転換する酵素が隠されているそうです。
男性ホルモンは加齢とともに少しずつ減っていきますが、女性の閉経ほどの急激な変化で低下することはありません。
そのために閉経後の女性と、同じ年代の男性を比べてみると、男性ホルモンが体の中にまだ十分にある男性の方が、
脂肪で転換された女性ホルモンを女性よりも沢山持っているという事が起こるので、女性より男性のほうが骨粗鬆症になるリスクは低いんです。
骨粗鬆症にならない為の対策として、大事なのは①食事と②運動です!
①食事
カルシウムの多い物やカルシウムの吸収を助けるビタミンDを多く含む食品を積極的に摂取するようにしましょう!
とくに乳製品、大豆製品、小魚、緑黄色野菜、海藻類などがおすすめです!
当院にお越しの際は、カルシウム含有量が非常に多い水『マロッ』を是非1杯は飲んで帰ってください!
②運動
骨に力が加わる(負荷がかかる)と弱いマイナスの電気が発生し、骨にカルシウムを呼び寄せる働きがあります!
また、運動をする事で骨の血流をアップさせ骨を作る細胞の働きを活発にする事ができます!
骨を強くするための運動は負荷の大きい方が有効であると言われていますが、
散歩やゲートボールなど、趣味の範囲での運動でも十分効果は期待できます!!
もちろん日常生活の中でも、お買い物や洗濯、お布団の上げ下ろしなど必要な家事やお掃除も大事な運動です!
個人的には朝の散歩や公園でのラジオ体操などがおススメです!
カルシウムの吸収を助けるビタミンDは、日光を浴びることで生成されるので、屋外での運動は尚goodなんです!!
Google検索では
上記クリックしていただけますとお問い合わせやご予約について
また、ひなた整体整骨院までの道のりや所要時間がわかります。