産後の骨盤の悩み②
2020.03.16
先日書かせていただいた骨盤の悩み①では
産後の骨盤矯正のニーズの1つ『産後の腰痛』について書かせていただきました。
今回は2大ニーズのもう一つ『産後の骨盤を閉めたい』について書かせていただきます。
多くの女性が出産前と出産後の体型の変化、崩れを訴えます。
「出産前より太ってしまった。」
「出産前よりクビレがなくなった。」
「出産前に履けていたズボンが履けなくなった。」
など。。。
出産で骨盤が開いてしまったから?と思って骨盤矯正を希望される方がとても多いように思います。
ずばり、骨盤が開くというニュアンスは少し違うように思います。
骨盤が開くと聞くと横に広がるように想像される方が多いと思いますが、
骨盤の構造上、横に大きく開く、広がるというような状況は考えにくいです。
骨盤は腸骨、仙骨、恥骨という3つの骨から構成されています。
その各骨を繋いでいる関節があります。
仙骨と腸骨を繋いでいる「仙腸関節」と左右恥骨を繋いでいる「恥骨結合」です。
仙腸関節と恥骨結合は出産時に確かに広がります。
出産後に自然とゆっくりと元に戻っていきますが、人によっては戻りが遅かったり、
少し開いたまま残ってしまう事もあります。
ですが、その開きが見た目に骨盤が広がったと感じるレベルではありません。
なので、多くの女性が骨盤が広がったと感じる原因は仙腸関節や恥骨結合の開きではないと思います。
では見た目に広がったと感じる原因は?
大きな原因の一つは、骨盤を支えている腹筋群の緩みだと考えられます。
もちろん腹筋群だけで骨盤を支えているわけではありませんが、大きな役割を担っているのは確かです。
その腹筋群は妊娠中にお腹が大きくなるにつれて引っ張られて緩んでいきます。
そうなると骨盤は前から支えられている力が弱くなり前傾変位してしまいます。
これが骨盤前傾という状態です。
いわゆる反り腰ですね。
出産後は妊娠中に緩んだ腹筋群がそのままの人が多く、骨盤前傾状態の方が多く見られます。
これが出産前と比べて体型が崩れたように見える一番の原因だと思います。
何故崩れたように見えるかというと、骨盤前傾とともに股関節は内側に捻じれます。(股関節内旋)
股関節は骨盤と足の骨(大腿骨)から形成される関節ですが、それが内旋することにより、
足の骨(大腿骨)の大転子と呼ばれる部分が外側に突出してきます。
こうなると正面から見るとあたかも骨盤が広がったように見えてしまいますし、
以前履いていたズボンが引っ掛かって履きにくくなったりします。
骨盤を閉めたい!というニーズにお応えする方法は、
①骨盤前傾を矯正する事!
②その後の正常な骨盤位置をキープする事!
この2点が重要なポイントと考えます!
当院では骨盤の矯正はもちろん、必要な筋肉へのトレーニング指導もさせていただきます!
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産後の骨盤歪みによる悩み①
2020.02.28
新型コロナウイルスの大流行。連日の報道で不安になりますよね。。
マスクも手に入りにくい状況ですが、なによりも手洗い、うがいの徹底だけはしっかり行いましょう。
さて、本題にはいりますが、当院にはご出産後の女性患者様が多数来院されます。
それぞれ色々な体の悩みを抱えて来院されますが、中でもやはり一番多いのは産後の骨盤の悩みです!
骨盤矯正を求めて来院される女性はとにかく多いのですが、なぜ骨盤矯正を求めてこられるか?
タイトルにも『産後の骨盤歪みの悩み①』と書かせていただいたように、
骨盤矯正をもとめる患者さんのニーズは大きく分けると2種類に分類されるように思います。
その①は腰痛です!
出産前は腰痛など感じたこともなかったという方も沢山おられます。
そういった方が出産後に腰痛を発症すれば、骨盤の歪みが原因で腰が痛くなっているのでは?と思って当然です。
たしかに出産後は骨盤の歪みで腰痛を発症する確率は高いです。
出産後の女性の骨盤歪みで圧倒的に多いのは骨盤前傾です。
そのままの通り、骨盤が前に傾いている状態ですね!
人間の背骨は通常緩やかなS字のカーブを描いています。
腰は通常だと緩やかな前弯カーブを描いているのですが、
骨盤が前に傾くとその分、腰の前弯カーブがきつくなってしまいます。
これが反り腰と言われる状態です!
反り腰になると腰を支えている筋肉の緊張が強まったり、背骨から出ている神経を圧迫してしまい
腰痛が起こってしまう原因になってしまうんです。。。
当院では緊張してしまった腰まわりの筋肉をゆるめ、
前傾してしまった骨盤を正常の位置に戻す骨盤矯正を施します。
あまりに固まってしまった筋肉には鍼灸治療を行うこともあります。
鍼灸治療はとくに深層筋肉の緊張を緩めるのにとても効果的な治療法です。
当院で骨盤矯正後、正常な位置に骨盤が戻ってもそのまま何もせず家事や育児を続けていると
ほぼ100%腰痛は再発します。
再発しない為に重要な事は必要な筋肉の強化。筋力トレーニングです!
妊娠中に大きくなったお腹は腹直筋(みんながシックスパックと呼ぶあれです!)を特に緩めてしまいます。
出産後も腹直筋が緩んだままの状態の女性が多く、これが骨盤前傾になってしまう大きな原因の一つです。
腹直筋は骨盤を支えるだけでなく、姿勢保持、前屈動作に深くかかわる筋肉の為、
筋力低下した状態で抱っこや掃除を続けていると腰の負担が大きく、腰痛再発に繋がってしまいます。
まずは第一に腹直筋を鍛える事を意識してみてください!
僕のおすすめの筋トレはプランクとレッグレイズです!
はっきり言ってしんどいです(笑)
でも効果抜群なので頑張ってやってみてくださいね!!
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四十肩?五十肩?
2019.09.24
こんにちわ(^^)
ひなた整体整骨院の日城です!
最近同い年の友達から「肩があがらない。。。」と連絡がきました。
ひなたの患者様にも多い「なんだか肩が挙がりにくい」「なんだか洋服の脱ぎ着がしにくい」という症状。
その中でとても多い症状は「四十肩」。
そして「四十肩症状ですね」と告げられた患者様が必ずと言ってよいほどおっしゃる言葉は
「えっ!まだ〇〇代なのにっ!?」
「いや、もう40代とか遥か昔やのに!?」 という言葉。
確かに四十肩なんてネーミングを聞くと、「40代になるとなるもの」と思いがちですよね。
そして多くの方が「運動をしていれば大丈夫」「肩こりはしないから関係ない」とも思われがちですが、実は今
20代30代の健康な若い世代にも四十肩症状は増えているといわれているんです!
30代の健康な私の友達も、残念ながら完全に四十肩症状で毎日リハビリがてらの運動にいそしんでいるようです(´艸`*)
今回はこの急に腕が上がらなくなったり、痺れや痛みをともなったりして、肩こりとは全く別ものの四十肩症状についてのお話です。
他人事と思わず、いつ誰にでも起こり得る症状なので頭の片隅に置いていてくださいね(^^)
じつは20代30代でも、60代70代でも起こり得る可能性のある 四十肩の正式名称は「肩関節周囲炎」と呼ばれる病気です。
肩関節の周辺に炎症が起きている状態のことを指し、痛みで腕があがらない、動かせないなどの症状が出てきます。
昔はこの病気は50代に発症しやすいということで「五十肩」と呼ばれていました。
その後、40代で発症する患者も増え、現在のように四十肩とも呼ばれる事が多くなってきました。
そしてこの症状。。。厄介なのが、発症する原因が実はまだよくわかっていないということ。
老化に一因があるとはいわれていますが、なりやすい体質や骨格の人もおり、20代などの若さで発症してしまうのです。
もしかして!?と思ったら
四十肩には段階によって「急性期」「慢性期」の2つの状態があり、それぞれ症状も対処法も違うのでご紹介しておきます!
○急性期
肩関節周辺の炎症により、腕や肩を動かした際に激しい痛みを感じる時期をさします。
「夜間痛」と言って、寝た後でも痛みで起きてしまうこともあるのも急性期に多く見られる特徴です。
この時期は炎症が強い状態も事が多いので、とにかく安静が第一とされています。
腕や肩の痛みがひどい場合は、我慢せずに市販の鎮痛薬を服用するのも方法のひとつです。
○慢性期
発症から数日~数週間たって痛みが引いた時期です。
痛みは引いても、急性期の影響により肩関節の動かせる範囲が狭くなってしまっています。
関節周りが硬くなって動きが悪い。動かせない。動かすと痛い(´Д⊂ヽ
ですが、実はこの時期に肩をしっかり動かしておかないと、以前の動きを取り戻すことができなくなってしまうので
くれぐれも無理のない範囲内で良いので動かしておくことが大切になります。
この時期はカイロやお肌が大丈夫であれば温感湿布を貼る。寝ている時にも布団をかぶっていても冷えやすい肩口ですので
タオルでくるむなど、とにかく肩を冷やさないように工夫しましょう。
ひなたでも痛がる患者様の可動域を取り戻すべく、心を鬼にして運動を行っています(笑)
四十肩と間違える症状とは?
「四十肩になってしまった」と思って我慢しながら放置ていると違った( ゚Д゚)!!というケースもあります。
よく症状が似ているものをご紹介します。
・肩腱板断裂
肩の関節を安定させている肩腱板が断裂し、肩関節に痛みが出たり腕があがらなくなってしまうものです。
基本は40代以上の男性に多いですが、肩を打撲したなど日常生活で断裂が起きてしまうこともあります。
・石灰沈着性腱板炎
肩甲骨と上腕骨をつないでいる筋肉や腱である肩腱板の中に、なんらかの理由で石灰がたまり、急性の炎症を起こすことで肩に激痛が出ます。
これは40~50代の女性に多い病気とされます。
激痛は1~4週間ほど続き、長い場合は6カ月以上に渡り痛みがでる場合も。
肩が赤く腫れたり、熱感があったりすることなどが特徴ですがとにかく痛い。
何もしていなくても痛い。強い痛みが最も特徴かもしれません。
ただしこういった特徴が出るのはほかにも関節リウマチ、頸椎症という背骨の病気からの可能性もあります。
1週間以上肩が強く痛む症状が続く場合は要注意。医師に相談しましょう。
四十肩を予防・解消させるおすすめストレッチ 現在においても、明確な四十肩の予防法はありません。
ただ、ストレッチをして体を伸ばしたり、肩を温めたりする事はよいといわれておりひなたの患者様にもおすすめしています。
また、痛みが治まった頃から初歩段階の運動として「アイロン体操」と呼ばれる運動もおすすめしています。
せっかくなので簡単にアイロン体操のご紹介もしておきます♬
*骨盤くらいの高さのテーブルの横に立つちます。
このとき、痛くないほうの腕のヒジがテーブルにつくような姿勢になりましょう。
*痛いほうの手に重りを持ちます。
持つ重りは1kgほどの重量にしてください。重ければ重いほど良いわけではないので無理せずに!
*重りをゆっくり前後に振ります。
肩の力を抜いて少し前かがみになるような態勢で振ります。腕の力も抜いてダラ~ンとした態勢をイメージしてください。
*無理のない程度に徐々に大きく振ります。
この振り子のように振る動作を10往復で1セットとして、1日2セットくらいおこなえるとよいですね!
様子をみながら前後だけでなく左右に振る、円を描くようにまわしていくなどしてみても効果が高いです。
前後だけでなく、左右や円を描くように行うときにも絶対気を付けていてほしいことは、肩の力をしっかり抜いて行うことです。
とにかく腕をダラ~~ンとした状態で行ってほしいのです!!
肩の関節が開いているようなイメージをしながら行ってほしいのです!!
簡単な動作で単純な運動ではありますが、継続することがとても大事です。
だからと言って決して無理はし過ぎないでくださいね(^^)
もしも体操中に痛みを感じたり、体操後に痛みが長く続くようであれば中止するなり回数を減らしてみるなりしてみてください!
たまにひなたの患者様にも「痛いの我慢してやってれば、その分早くよくなるんでしょ?」
なんておっしゃる方もいらっしゃいますが。。。
それは時と場合。肩の状況によっては無理な負荷によってまた炎症を引き起こしてしまう事になってしまいます。
くれぐれも無理のし過ぎは禁物です!!!
何度もお伝えしますが、初めの頃は炎症も強くその分痛みも強い事が多いです。
辛すぎるときには痛み止めを打ってもらう方が良い場合もあります。
整形外科の先生に相談に行くのも一つの手段です。
ひなた整体整骨院では、超音波治療や鍼灸治療がおススメです!
手で触られると痛くて辛い。。。といった場合もあるので、そんな場合には特にこの超音波や鍼灸治療だと
ピンポイントに刺激を入れていけるので効果的なのです(*^^)
四十肩は年齢問わず起こりうるれっきとした病気です。
ただの肩コリと混同せず、肩こりなどを普段からよく感じている人は特に!
しっかり肩甲骨を動かすような運動やストレッチをおこない予防していきましょうね(^^)
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筋肉痛に関するおはなし
2019.07.13
今回東灘区のひなた整体整骨院がお届けするのは、
一度は誰しもが経験のあるのであろう「筋肉痛」の話です。
いつもしない慣れない運動やスポーツをすると次の日などに体中が痛くなったりしますよね(^^;
筋肉痛とは、運動に伴って起こる筋肉の痛みです。
一般的には運動が終わった数時間後~翌日というように時間をおいて起こる遅発筋痛が
筋肉痛と呼ばれています。
なぜ筋肉痛は起こるのか
運動によって傷ついた筋繊維を修復するときに起こる痛みと言われています。
ですが、実は筋肉痛のメカニズムは医学的にはハッキリと解明はされていません。
以前よく言われていたのは、運動したときに生じる疲労物質である「乳酸」の蓄積が
大きな原因だと言われていました。
その矛盾点が指摘されてから、現在は先ほど述べたように「運動によって傷ついた筋繊維を
修復しようとするときに起こる痛み」であると言われているようです。
つまり筋肉痛とは、傷ついた筋繊維を修復する過程で炎症が起き、生成された刺激物質が筋肉を覆う
筋膜を刺激して起こるものと考えられています。
なぜ時間を置いて痛むのか
昔から歳をとると筋肉痛が遅くなるなんて事もよく言われていましたよね(-_-)
ですがこれも定かではありません。。。
ただ、発痛物質が出るのは何歳でも同じで脳がその痛みに反応するのが年齢とともに
遅くなっていく。。。なんて説もあります。。。
実は筋繊維そのものには痛みを感じる神経はありません。
痛みは、炎症が広がって発痛物質が筋膜に届くようになってから感じるため、
時間差があると考えられているんですね。
普段からよく動かしている筋肉には、筋肉に血液を送りこむ毛細血管が良く発達しています。
一方で、あまり使われていない筋肉には筋肉に毛細血管が十分に張り巡らされていません。
そのため、急激にその筋肉を動かしていても損傷した筋繊維に血液成分が集まるまでに時間がかかり
さらに発痛物質が生産されるまでに時間がかかるとも考えられています。
日頃からよく運動をされたり、筋肉を使っている人は、少々筋繊維を傷めても修復がすぐに進む。
つまりは筋肉痛が起こりにくいかもしれませんね。
筋肉痛になりやすい運動とは
運動をするときというのは、筋肉を収縮させて力を発揮しています。
この筋肉の収縮運動をご紹介します。
☆伸びながら力を発揮するエキセントリック運動(伸長性)
ex) 重い荷物を下ろす、階段を降りるなどの動作
☆縮美ながら力を発揮するコンセントリック運動(短縮性)
ex) 重い荷物を持ち上げる、階段を昇るなどの運動
☆伸縮なく力を発揮するアイソメトリックス運動(等尺性)
ex) 腕相撲などの動作
このうちで特に筋肉痛になりやすい運動というのが「エキセントリック運動」です。
筋肉を伸ばす時の方が筋繊維の負担が大きくなるために、損傷がおこりやすくなるからです。
階段を降りるとき、坂道を下るとき、重いものを下ろすときなどは、ゆっくりとした動作を心掛けたいものですね。
予防法は。。。
☆運動前
筋肉が硬く縮んだ状態では、筋収縮時に断裂しやすくなるため、運動前はストレッチや軽い体操などの
ウォーミングアップを必ず行うようにして、血流を改善して筋肉の柔軟性を促すようにしておきましょう!
☆運動後
ストレッチや軽い運動などのクールダウンをしっかりと時間をかけながら行って血流を促し、疲労を
溜めないようにしましょう。
また、筋肉に生じた微細な傷の修復過程で筋肉痛の.痛みは起こっているので、傷ついた筋組織の回復を促すために
ストレッチや軽いマッサージ、軽い運動、またはぬるめのお湯でのゆっくりした入浴などの血行を促すことを
おこないましょう!
もちろんバランスの良い食事と十分な睡眠や休養で、体が回復する働きを促す事も大切です(^o^)丿
もしも、筋肉痛が見られる部位の強い痛みや腫れなどが見られる場合には、「安静」「冷却」「圧迫」
「挙上」の炎症を鎮めるための応急処置を行いましょう。
無理は禁物です!!
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今更聞けない。。。そんな方の為の椎間板ヘルニアのお話
2019.07.10
ようやく梅雨になり、梅雨特有の体の不調に見舞われている方も増えてますね。
と言っても。。。あまり雨は降らずですがね (^^;
関連記事→→→ 梅雨に負けない体を! も見てみてね☆
私も古傷が痛んできたり。。。数年前に辛い思いをしたヘルニアの影響で出た神経痛がここ最近うずく日がでています。。。
ひなたの患者様にもヘルニアの痛みや、それに伴う神経痛やその他の症状で悩んでおられる方がたくさん居ます。
ですがわりと「ヘルニアって何かが飛び出るんよね」ぐらいの情報しか持ち合わせていない人がほとんどです。
ですので、私がこの痛みを思い出してきた機会に「椎間板ヘルニア」について再度詳しく書いてみたいと思います!
そもそも椎間板って???
椎間板とは椎骨(背骨)の間に存在する円形の繊維軟骨です。
ゼラチン状の髄核とコラーゲンを含む繊維輪で形成されている、クッションの役割をしているものです。 背骨が地面に対して垂直に立つ時に上から掛かる重力による衝撃を吸収する役割を担っています。 しかしこの椎間板。いつまでもゼラチンがプルプル・ぷにぷにしているわけでは無いのです! 骨の成長が止まり始める頃から徐々に椎間板に含まれる水分がなくなってきて、硬くなってきます。
こんなところも年齢とともに「潤い」が無くなってきてしまうんですね(´Д⊂ヽ 水分が無くなって硬くなってしまうと、クッション性が欠けて来るので背骨に対するダメージや可動性が薄れてきます。
結果的に腰への関節への負担がかかりやすくなり、身体を支える筋肉への負担も増えてきます。 しかしです!今回お話する椎間板ヘルニアはこのような加齢性の症状とはまた違うことをお話します。 今までの文章を読んでいると「また加齢のせいか。。。(-_-)」とおもわれるでしょう。
でも実は椎間板ヘルニアは起こりやすい時期は若年期なのです。 先ほど椎間板はクッションの役割をしていると申しました。
想像してみて下さい。。。。
クッションって、カチカチよりぷにぷにしている方が、上から抑えた時に潰れやすいですよね⁇ そう!椎間板自体が弾力性に富んでいる若年期。
まだ水分が奪われていない時期に、激しいスポーツや過度の運動、または高体重による背骨への負荷が掛かってくると外へ飛び出てしまうのです。 杵で餅をつくイメージを持って頂けるとわかりやすいと思います。
外へ飛び出る事を「ヘルニア」といい、飛び出る事が問題なのではなく、その飛び出た物が「何に当たるか」が実は1番の問題なのです。
脳から身体の各場所の筋肉へ命令を出している「神経」の束が、背骨の骨と骨の間から血管と共に出ているのですが、
飛び出た椎間板がその神経と血管を押さえつけてしまう事により痛みなどが発生する問題なのです。
良くみられる症状
神経、血管を圧迫して起こる症状の代表例が「しびれ」にありますが、そのほかにも
・くしゃみや咳で電気が走るような痛みが起こる。
・冷水または温水を流されているような違和感
・感覚が薄れる、なくなる。
・下半身や足に力が入らない。
など様々な症状が挙げられます。
正座して長く座ると足が痺れたりしますよね⁇
あれは膝の裏の血管を締め付けるので、膝から先の血行が悪くなるので痺れるのですが
椎間板も飛び出る事により、血管と神経を圧迫するので下半身への血流が悪くなり、痺れや力が入らないなどの症状になって行くんですね…
では、若年期に起こったヘルニアが何故、さも今発症したかの様に症状が出てくるのでしょう。。。
その原因は大きくふたつ!
ひとつ目は身体を支える筋力。
地面に垂直に立っている背骨に対してかかる体重分の重力を持ち上げる力が必要なのですが、
加齢による筋力の低下。疲労による筋肉の柔軟性の欠如により支えきれないストレスが背骨と背骨の間にかかり、ヘルニアの圧迫を強めてしまうケース。
ふたつ目は筋力で支えきれない重力により、背骨の湾曲を強め、断続的に圧迫が続くケース。
こちらは筋力など関係なく起こり続けるので、ずーっと痛むパターンですね。
どちらにせよ、姿勢を保持する筋力、姿勢そのものを変えてあげる事により解決できる問題です!
飛び出た椎間板は取り除くしか除去する方法はありませんが、それには手術が必要で、手術したからと言って、完全に取りきることや、
それによって出ている痺れなどの症状が「完全に無くなる」という保証は実はありません。
お医者さんがヘルニアと診断しても、すぐに手術を勧めない事の方が多いのですが、その理由としては
・痛みを抑えて日常生活に差し支えないようにする
・痛みを抑えた状態でよく眠る事により筋肉を休ませて身体を回復させる
この2つの事を行うために、痛み止めを処方して保存的に症状が出ない状態まで回復させたいんですね。
ですが、痛み止めを服用するタイミングまでは教えてくれない事が多く、大体の方は痛みが起こると困る仕事をする時に飲んだりします。
私も仕事はお休みできないのでひたすら痛み止めを飲み続けていましたが。。。
ある日違う整形の先生にのんでいる薬の名前を聞かれて「胃に穴があいてしまうからやめなさい」と言われてしまいました。
しかし、痛みが起こる時というのは身体に負担を掛けている時ですよね。
痛みを止めたからといって、ヘルニアが出ている事実や、症状が出るほど筋力がない、又は疲労している状態というのは変わらない事実です。
その状態で、痛みを感じさせないようにしてしまう事が問題で、これでは疲れている状態にムチを打って無理矢理筋肉を働かせていますよね。
症状が強く出る。もう手術を勧められている状態であれば、手術に踏み切るのも1つの手段かもしれません。
しかしそれでも完全に良くなるかはわからない。。。
手術は極力したくない。まだ手術を勧められていないけど症状がつらい。
こういった事であれば一度ご相談に来ていただければ、どの症状がどこまでの改善が期待できるのか。
お悩みに全力で向き合います!
椎間板ヘルニアによるつらい症状。
まずは症状の緩和!!
負担の改善!!
痛み止めを飲んでじっとしているだけなら是非ともすぐにご相談ください!!
結果的に私も、ひなたの甲斐先生に鍼治療を根気よくし続けて痛みも落ち着き、そこからは
必要な筋肉だけに特化した形でストレッチと筋肉トレーニングを少しずつ頑張って、この数年は
その時の様なひどい症状は出ることなく、大好きなホットヨガも行けてますよ(*´ω`*)
痛みがひどかった時には、またヨガができるようになるなんて思いもしなかったんです。。。
私の場合腰自体はそんなに痛くなかったのですが、そこからくる神経症状が強く左足をひきずる感じで歩いていたんです。
一気に左足の筋力も落ちて。。。もう歩けなくなるかも。。。と恐怖でした。
だから皆さんにも諦めないでほしい!
体がひとそれぞれなだけに、何が合うかはやってみないと分からない。というのも正直あります。
何が必要かな。と一緒に頑張っていきましょう(^o^)丿
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1週間に1回でも元気な体に!!!!!
2019.06.17
ひなた整体整骨院で最近特に人気なのが「吸い玉」です。
ひなたのインスタグラムでもよく取り上げさせてもらっているので
そのインパクト大の見た目から、「やってみたい!」といった声が
多く上がるようになってきました。
お仕事の都合などでどう頑張っても1週間に1回の来院しかできない。
1週間バリバリ働いた疲れを1週間に1回の治療でとったとしても、その翌日から
またバリバリ働いて多忙な日々を過ごしていくと、どうしてもその疲労が体に
溜まってしまうという事が起こりえるのです。
この繰り返される疲労への対処法としては。。。
1回1回の治療の濃度を上げる必要があり、より疲労の溜まっているポイントを
的確に治療しテイク必要があります。
実はその手段の1つとして「吸い玉」が大活躍しているのでご紹介いたします(*´ω`*)
吸い玉
この吸い玉治療は古代中国より受け継がれる伝統的な東洋医学の治療法です。
ここ数年では韓国をはじめ世界各国で「効果的な治療法」と言われ人気です。
なおかつ、美容効果にも富んでいると言われ、かなり話題になっていました。
一番話題になったきっかけは、オリンピックでの水泳選手のあのたくましい背中に
吸い玉の跡が残っていたことから「あの円形のない出血みたいなのは何っ!?」と
話題になりました。
そのあたりをきっかけに「吸い玉療法」「カッピング療法」と呼ばれ瞬く間に全世界に
知れ渡ったように思います。
美容効果に飛んでいるというのは、海外セレブやハリウッド女優らがエステやリラクゼーションなどで
取り入れているのを受けて「美容にも効果的」と話題になったようです。
では、この古い歴史を持つ吸い玉治療。これがなぜ体に良い効果を示すのかというと、
カップの中を真空状態にすることで、このカップ自体が吸引力を持ちます。
カップの吸引力によって筋肉の層が持ち上げられ、持ち上げられた筋肉の層の下を新鮮な
綺麗な血液が流れるようになるのです。
ここで言う「新鮮な血液」「綺麗な血液」とは、老廃物や発痛物質の元となる尿酸など
身体に有害となるような物質を含んでおらず、豊富に酸素を含んでいる血液の事を指しています。
沢山の酸素を含んだ綺麗な血液は巡りも良く、身体の疲労回復に十分な役割を果たしてくれます。
巡りが良くなれば、お肌のターンオーバーも促進され美容効果が高いと言われるのもわかります✨
肩の痛み・腰の痛みに!
筋肉が硬くなってしまっている箇所の血流を良くすることで、筋肉が柔らかくなり
痛みやコリをかんわしてくれます。
冷え性に!
冷え性は血行不良による場合が非常に多いです。
滞りの強い箇所に、ドッと新鮮できれいな血流を流してあげることで全身の
血流をよくしてくれるので冷え性にも効果的なのです。
冷えていることによる血行不良による「むくみ」の解消にもつながります。
ダイエットに!
デトックス効果も非常に期待できるカッピングは、血流の改善によって基礎代謝が上がり
体脂肪を効率よく燃焼できるようになります。
燃焼できる体になることで、むくみが改善し、脂肪やセルライトがつきにくくなるので
特に下半身太り予防にも効果的です。
アレルギーに!
カッピングはデトックス効果が高く血中のアレルギー細胞を取り除いてくれる働きがあります。
継続していくことでアトピー性皮膚炎や花粉症といったアレルギー症状の軽減に繋がると言われています。
高血圧・低血圧に!
血流をスムーズにすることで、高血圧の場合は血圧の上昇を抑える効果が、
低血圧の場合は血圧の低下を抑える効果があります。
アンチエイジングに!
上記にも記したように、美容にも効果的なカッピング。
カッピングによるデトックスと血行促進によって細胞の隅々にまで栄養がいきわたるようになり、
身体が活性化します。活性酸素の除去にも効果的だそうですよ。
活性酸素を除去してさびない体づくりは内にも外にも大事ですよね(´艸`*)
さらに!!
吸い玉は治療でもありますが、検査法の一つでもあると言えます!
先ほど書かせてもらったように、吸い玉の治療効果の仕組みは新鮮で綺麗な血液を
流してあげることで老廃物を除去することにあります。
吸い上げられた老廃物は吸い玉の吸引力で出血管から新党して体表に吸い上げられます。
この吸い上げられれた老廃物がオリンピックで世界中が注目した円形のない出血の正体です!
このない出血の色が濃ければ濃いほど有害性が強いと考えられています。
毒素が体表に強く表れるところほど体の治療すべきポイントであり、治すべきところです。
貴重な1週間に1回の治療なので、治療の特に必要な個所に的確な治療を受けてもらいたいです(^^)
そうすることで、1週間に1度の治療であっても状態が保てる体になっていくはずですよ!!!
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へバーデン結節。
2019.06.02
こんにちは(๑′ᴗ‵๑)
東灘区ひなた整体整骨院の日城が今回ご紹介するのは、「手」のお話。
普段何気なく使われている手。
動いて当たり前の存在ですよね。
私達施術家にとっても商売道具であり、なくてはならない存在です。
ですがケガや痛み、何かしら症状が出てから初めて「こんなにも日々の中で手を酷使しているんだ(´△`)」と気付かされる方も多いのではないでしょうか。
ちょっと指をケガしてしまえば、途端にお洋服のボタンがとめにくくなったり、物を掴みにくくなってしまったり。。。
たちまち生活が不便になってしまいますよね。
最近ひなた整体整骨院でもよく聞く会話があります。
「歳とって指が変形してしまった。」
「指曲がってきたけどリウマチかな」
特に女性の患者様から、こういった声が立て続けにご相談されたので今回のテーマにさせていただきました!
このご相談下さった患者様方は全員女性の患者様でした。
年齢はいわゆる中高齢者。
リウマチを心配なさって整形外科を受診されたものの、リウマチではなかったそうです。
症状の特徴としては手の指、第一関節が変形してしまっています。
リウマチでもなく、骨折してるわけでもなく。。。
このほとんどが「へバーデン結節」と言われる、変形性関節症です。
へバーデン結節とは
中高年の女性に多く、とある調査では50代女性の約3割、70代女性の約5割がなっていると言われているそうです。
そしてなんと男性の約10倍と言われています。
大半は両側に発生するのですが、その中でも一番多いのは人差し指に変形がみられる方が多いです。
症状としては、関節の変形の他にも曲げ伸ばしのしづらさ、指先に力を入れると痛みを伴うことがあります。
レントゲンでは関節の隙間が狭くなってしまっていたり、「骨棘」と言われる骨がトゲのようになってしまっている
事がみられるようです。
発症の仕方には2通りあって、1つは外傷に引き続いて起こる場合。
もう1つは原因不明の突発性の場合で起こります。
どんな人に多いのか
これまでの生活スタイルで手を酷使してきた方、裁縫、農業などとにかく手作業の多い
仕事をなさってきた方なんかは要注意です!
物をつまんだりする動作は、先ほども述べたように指の第一関節に自分で想像するよりも
はるかに大きな負担がかかります。
ですので、長年にわたってお料理やお掃除などの家事をし続けている中高年の主婦に
多くみられるようです。
治療
基本的には、よほど痛みや動きによって日常生活に支障をきたす状態でない限り
手術はしないことが多いです。
痛みに対しては整形外科では抗炎症剤や外用剤の投与が多いようです。
ひなた整体整骨院では変形による周囲の筋肉への負担も考慮しながら
超音波を用いた温熱治療やテーピングでの局所的な固定によるサポートもできます。
「こんな症状、どこに行ったらいいんだろう?」
「病院では何もしてくれなくて。。。」
などなど。。。
どんなことでもまずは相談してみてくださいね(*^^*)
ちなみに、この「へバーデン結節」は最終的には変形は残るものの
痛みは軽快することがほとんどのようです。
しかし、症状が気になった時には先ほども書いたように
「関節リウマチ」との鑑別が必要なので整形外科を受診されることもおすすめします!
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神戸市 東灘区 整骨院
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